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そもそもなぜ自己分析が必要なのか:自己分析の本当の価値とは?

そもそもなぜ自己分析が必要なのか:自己分析の本当の価値とは?

みなさん、その自己分析って目的をちゃんと設定できて取り組めていますか?『きづく。転職相談』というキャリアコーチングサービスで無料相談を担当していると、しばしば以下のような声を耳にします。

  • 「何のためとか関係なく、自己分析が大事ってネットに書いてあった」
  • 「とりあえず自己分析をやれば全てが前向きに好転する」

もちろん、私たち『きづく。転職相談』はキャリアコーチングサービスを提供しており、自己分析の重要性を深く理解しています。しかし、目的のない自己分析はただの自己満足で終わりかねません。それでは占いと大差なく、実際の行動や成果に結びつかないのです。

目的を持って自己分析を行うことで、自己理解が深まり、自分の強みを活かしてキャリアを築くことができます。結果として、成果を上げたり、周囲からの評価を得たりすることが可能になります。

自己分析の定義とは?

まず、自己分析の定義について整理しましょう。実は、キャリアコーチ側と相談者側で認識に若干のズレがあると感じています。

  • コーチ側の認識:自己分析とは「自身が大切にしている価値観や、自然とできる才能」を明確にすること。
  • 相談者側の認識:上記に加えて「仕事において出来ること」を含めて考えていることが多い。

どちらが正しい、間違っているというわけではありません。ただし、「価値観や才能」の言語化と「出来ること」の言語化ではアプローチ方法が異なります。したがって、自分は何を整理したいのかを明確にする必要があります。

価値観や才能の言語化について

詳細は無料相談や有料のキャリアコーチングでお伝えしていますが、ここでは触りだけご紹介します。コーチによってアプローチ方法はさまざまですが、私が重視しているのは「自分にとっての当たり前を当たり前で片付けないこと」です。

人は何か行動をするとき、無意識のうちにさまざまな選択肢から行動を選択しています。たとえば、会社の同僚が困っているときに、自然と手を差し伸べる人もいれば、「自分は関係ない」と感じて行動しない人もいます。

自分の行動を「なぜその選択をしたのか」を客観的に振り返ることが、価値観や才能を言語化する第一歩です。自分の「当たり前」を掘り下げることで、自身の価値観や才能が見えてきます。

また、価値観や才能の言語化は、自己理解を深めるだけでなく、他者とのコミュニケーションを円滑にする効果もあります。自分の大切にしているものを理解していると、相手にそれを伝えることができ、共感や信頼関係を築きやすくなります。

出来ることの言語化について

これはシンプルに、これまでのキャリアや経歴の棚卸しを丁寧に行うことです。社歴が多い人は面倒に感じるかもしれませんが、一度整理すれば長期的に活用できます。以下の3つの視点から、各社や部署ごとに深掘りしてみてください。

  1. 何をしたのか(業務内容)
  2. どのようにやったのか(手法や工夫)
  3. その結果どうなったのか(成果や影響)

また、出来ることには鮮度があります。たとえば、私自身も10年前にPhotoshopでバナー作成をしていましたが、今では使い方を忘れてしまいました。このように、経験があっても時間が経てば鮮度が落ちます。鮮度と成果のインパクトを考慮して、自分の「出来ること」を整理することが大切です。

さらに、出来ることの言語化は、自己PRや職務経歴書の作成時にも非常に役立ちます。具体的なエピソードや成果を整理しておくことで、面接官に伝わりやすいアピールが可能になります。

自己分析をすることで得られるメリット

1. 転職活動を効率的に進められる

自己分析によって、出来ることと価値観が明確になるため、最適な職種や社風を持つ企業を選択できます。転職の軸が定まるので、無駄な迷走を避けられます。また、面接でも自分の強みや特性を的確に伝えられるため、採用側も判断しやすくなります。

※細かい点を言えば、自分を知ることと、それを正しく相手に伝えることは別のスキルです。しかし、まずは自分を知らなければ始まりません。

2. 困ったときの解決策が見つけやすくなる

これは転職に限らず、現職での悩み解決にも役立ちます。自分の価値観や才能を理解していれば、それらを活かした「成功の方程式」を作ることができます。キャリアで壁にぶつかったとき、「自分にはこの強みがあるから、こうやって乗り越えよう」と具体的な解決策を考えやすくなります。

また、自己分析を通じて得られた自己理解は、ストレスマネジメントにも効果的です。自分がどのような環境や状況でストレスを感じやすいのかを把握しておけば、予防策や対処法を事前に考えることができます。

3. 長期的なキャリアビジョンが描ける

自己分析は、目先の転職活動だけでなく、長期的なキャリア設計にも役立ちます。自分の価値観や才能を基に、5年後、10年後の自分がどうありたいかを具体的にイメージすることができます。これにより、短期的な目標と長期的なビジョンを一致させ、計画的なキャリア形成が可能になります。

4. 人間関係の質が向上する

自分の価値観や行動パターンを理解していると、他者との関係性にも良い影響を与えます。たとえば、自分がどのようなコミュニケーションを好むのか、どんな価値観を重視するのかを把握しておくことで、職場やプライベートでの人間関係を円滑にすることができます。

まとめ

コーチングの際によくお伝えするのが、「自己分析はライフハックである」ということです。自分を知ることで、得意なことや苦手なことへの対処法を考えやすくなります。転職を検討している方は、理想の環境にたどり着くための道筋を描けるようになります。

自分を知ることが第一歩ですが、その後に「それをどう活かすか」を考えることが実は非常に重要です。

自己分析を通じて得た知見は、キャリアだけでなく、人生全般においても大きな財産となります。自己成長を促し、より充実した人生を送るための指針となるでしょう。

もちろん、自己分析を完全に自分一人で行えるならそれに越したことはありません。しかし、自分のことは客観的に見るのが難しいものです。もし一人での分析に限界を感じているなら、ぜひ『きづく。転職相談』のキャリアコーチングを受けてみてください。きっと、自分を知るきっかけや、悩みを解決する糸口が見つかるはずです。

最後に、自己分析は終わりのないプロセスでもあります。人生のステージや環境が変わるたびに、自分自身も変化していきます。その都度、自己分析を繰り返すことで、常に自分に最適な道を選択できるようになります。

自分を知り、自分を活かし、理想の未来を築くために、ぜひ自己分析に取り組んでみてください。

きづく転職相談サービスページ
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