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2025年1月31日
「初めての転職活動、何からどう始めればいいのかわからない」
―― 先日「きづく。転職相談」の無料相談にお越しいただいた方からも、こんなご相談をいただきました。実はこうしたお悩み、決して珍しくありません。第二新卒層はもちろん、30代・40代の方でも転職そのものが初めてで困っている、というケースは多いんです。
第二新卒層は学生時代の友人や同世代が多く、比較的情報を得やすい環境にあるのかもしれません。一方、30代・40代になると気軽に相談できる友人が減り、ネット上では真偽不確かな情報も多い……。そうした中で混乱してしまう人もいらっしゃると思います。
今回は、キャリアコーチングサービス「きづく。転職相談」を4年以上運営してきた経験則をベースに、初めての転職活動における“面接まで”の準備についてお話しします。あくまで主観は強めですが、「これから転職活動を始めよう」という方の一助になれば幸いです。
まずはじめに、「現職と同じ職種でキャリアを築くのか、別の職種にチャレンジするのか」を決めましょう。個別事情(年齢・現年収・スキルなど)によって最適解は異なりますが、ざっくりと下記のように考えるとわかりやすいです。
「自分がどんなスキル(ハードスキル・ソフトスキル)を持っているのか」「どんな瞬間にやりがいを感じるのか」などを明確化することで、この選択はさらにクリアになります。もし自分一人では整理しにくい場合は、「きづく。転職相談」のキャリアコーチングもご検討ください。客観的な視点から、あなたが活かせるスキルやモチベーションを掘り下げ、一緒に言語化していきます。
同じ職種・別の職種を問わず、転職活動を始めるにあたっては5年後・10年後のキャリア像を描いておくことも大切です。面接での定番質問でもありますし、自分の将来像を具体的に持っている人は面接官にも好印象を与えやすい傾向があります。
ここでポイントになるのが、先ほど言語化した“スキル”や“やりがい(強み・価値観)”と、選択した職種の「最終進化形態」をイメージすること。たとえば、
このように、自分が持っている強みや価値観に合ったキャリアのゴールを想像することで、転職活動を通して達成したい目標や、企業選びの軸がより明確になります。もちろん、ここも「きづく。転職相談」のキャリアコーチングでしっかりサポートできます。
これらを整理する作業が転職軸の策定であり、キャリアプランの構築でもあります。ある意味、転職活動における土台づくりです。
この“土台”があるかないかで、転職活動の効率は大きく変わります。転職エージェントに登録して企業エントリーを開始する前に、一度はしっかりと考えてみることをおすすめします。旅行に行く際、行き先を決めずに家を出る人は少ないですよね。転職も同じです。特に初めての転職ならなおさら、まず“目的地”をはっきりさせてから動く方が失敗が少ないと思います。
転職軸とキャリアプランが固まったら、実際にエントリーに向けて動き出します。よく「転職エージェントを使うべきか」「ハローワークを使うべきか」といった議論がありますが、住んでいるエリアや転職先のエリアによって戦略が異なります。キャリアコーチングを4年以上行ってきた経験から、以下のようにお伝えすることが多いです。
言い方は少し厳しいですが、企業が人材を採用する仕組みは“オークション”のような面があり、労働人口・企業数のバランスが大きく左右します。大都市・地方それぞれで自分が活用できる選択肢を知っておきましょう。
転職サイトに登録すると、様々な転職エージェントからスカウトメールが届くことがあります。数多くのエージェントと契約するのも悪くはありませんが、応募・進捗管理が大変になってしまうのが実情です。そこでおすすめしているのが、下記の「3社登録」という考え方です。
もし「外資系コンサルしか受けない!」のように最初から企業の条件が明確に絞り込まれている場合は、中小・特化型エージェント(②)だけでもいいでしょう。いわゆる「ゴスロリを買いたい人は百貨店に行かない」のと同じ理屈で、ニッチな領域に特化したエージェントを頼った方がスムーズなケースもあります。
初めて転職エージェントに相談すると、「とりあえず20社くらい受けましょう!みんなそれくらいやっていますよ!」と言われることもあるかもしれません。しかし、これは非常に非効率的な場合が多いです。
たとえば書類通過率が50%だとして、20社に応募すると10社で面接が発生します。面接1社につき、企業研究や面接準備に約2時間はかかると考えると、10社で合計30時間。それに実際の面接時間も含めると、現職がある方には大きな負担となります。
そこでおすすめしているのが、「面接のボールを常に3〜5社に絞る」というやり方です。
離職中で早く決めたい人は多少の増加もあり得ますが、書類通過率の把握と応募数のコントロールは大切です。初めは5社ずつエントリーしてみて、自分の書類通過率をチェックしながら調整していくのが良いでしょう。
転職活動は「準備8割、実行2割」と言われることもあります。面接以降の対策については別の記事でまた触れますが、最後に今回のポイントをまとめておきます。
初めての転職活動は、不安と期待が入り混じった複雑な気持ちになるかもしれません。しかし、しっかりと準備をしてから行動を起こせば、転職活動そのものが大きな学びや成長の機会にもなります。
もし「自分一人で考えていてもなかなかまとまらない……」と感じるようであれば、ぜひ「きづく。転職相談」のキャリアコーチングを活用してみてください。専門のコーチが伴走しながら、あなたの強みや価値観を引き出し、最適なキャリアプランと効率的な転職活動をご提案します。
あなたの理想のキャリアに向けて、ぜひ一歩を踏み出してみてください!
CATEGORY : きづく。転職相談
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